いちご狩りの時期:1~5月(土日祝)
ここ、静岡市久能地区では日本で唯一、特殊ないちご狩りを楽しむ事ができます。
山麓から駿河湾までわずか300メートルほどしかない急な斜面に、ブロックを積み上げ垣根を作り、そこにイチゴを定植して栽培するという特殊な栽培方法でつくられた「石垣いちご」です。
その歴史はなんと100年以上!
久能山麓に降り注ぐ雨水は沢となり、海に流れていきます。地下からポンプで水を汲み上げる必要がなく、落差による自然の圧力を使い水やりをするという、大変貴重なスタイルが現在まで受け継がれています。(石垣栽培農園すべてがこの限りではありません)
日本国内トップクラスの日照時間の恩恵を受け、化石燃料を一切使用していません。石の垣根には太陽が燦燦と降り注ぎ、自然の岩盤浴効果が発揮されます。そこへビニールを被せれば、天然温室の完成です。
自然の恩恵をそのままいただける農法は地球にやさしい分、人の手による作業が多く必要です。
ビニールハウス内の温度や湿度の調節も、風を通す隙間の広さで調節しており、その作業は1日に何度も調節する日もあります。
自然の恩恵を受ける作業は、人の手と人の感覚によって行う事が多く、収穫ももちろん手作業です。運搬だって優しく優しく・・・。
静岡いちごが全国で有名になったのは昭和10年以降のことで、昭和5~6年頃は“福羽”という品種が導入され、普及していました。そして、静岡いちごは昭和10~15年頃に全盛期を迎えていた石垣いちごによって、全国にその名が知れ渡りました。さらに、昭和20年半ばには静岡県下に栽培が広がり、昭和29年、東京市場における静岡いちごの占有率は89%を占めていました。昭和35年には“堀田ワンダー”という品種を導入。昭和41年3月には久能山下で観光客向けに石垣いちご園を解放。
これが、いちご狩りのはじまりです。平成3年に、今もなお静岡いちごを代表するご当地品種ブランドの“章姫”(あきひめ)が誕生しました。
今も昔も、静岡のいちごは多くの人に親しまれ、愛されてきたのです───
山内屋が大正時代から三代にわたり守り育ててきた石垣栽培のいちご、
現在ご当地品種の「章姫」にこだわり栽培しています。
石垣いちごの栽培は温度調節もすべて人の手と感覚によって行われ、
収穫ももちろん手作業。
また、山内屋が受け継ぐ石垣栽培は、潅水も「沢の水」を使用するという
非常に貴重な方法です。
暖かな風土でキラキラ輝く海辺を眺めながら、自然パワーいっぱいの
完熟いちごを、どうぞその手で収獲しお召し上がりください。
四代目 山内 里美
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※いちご狩りの時期 は1~5⽉(⼟・⽇・祝)です。